お墓のお掃除のポイントを紹介★井上★

真言宗の葬儀の特徴と流れを解説

2019年09月20日

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仏教の宗旨はいろいろありますが、密教と呼ばれる真言宗の場合は独特の葬儀が行われます。その特徴についていうと、僧侶が執り行う儀式や参列者の作法が他の宗旨とは違っている部分があるので、注意が必要です。まず、葬儀の流れですが、導師が入場し、塗香(ずこう)や洒水(しゃすい)や加持などの密教の教えに倣った作法が行われ、導師が退場し、出棺や火葬となります。

真言宗と言えば光明真言を思い浮かべる人もいるでしょうが、これは導師が最後に唱えます。なお、同じ真言宗でも流派がいろいろあり、その流派によって儀式の流れが違っていることを覚えておきましょう。次に、参列者のマナーですが、焼香は3回行います。

その際、お香を3本指で額に押しいただき、故人の冥福を念じながら戻します。ただし、参列者の数が多い時は3回という回数にこだわらずに1回で済ませるように求められるケースもあるでしょう。続いて、数珠の使い方ですが、108個の玉が連なった振分数珠(ふりわくじゅず)というものがよく使われます。

故人や遺族と同じような宗派を信仰しているのならこの数珠を使うべきですが、用意できない時は全宗派共通の略式数珠でも構いません。香典の表書きは、「御霊前」「御香典」とし、故人との関係や年齢にふさわしい金額を入れ、ふくさに包んで持参します。

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